名優たちの若かりし頃の名演技にも目が離せません。ぜひ映画選びの参考にしてみてください。
『レインマン』(1988・米)
あらすじ
自由で奔放な青年が重度の自閉症の兄と出会って心を開き、忘れていた愛情を取り戻して行く過程を描いた心暖まる感動のロード・ムービー。高級外車のディーラーをしているチャーリー(弟)の元に自分を勘当した父の訃報が届く。遺産目当てに故郷に戻った彼だったが遺産の300万ドルは見た事もない自閉症の兄、レイモンドの手に渡る事を聞かされる。なんとか金を物にしようとチャーリーは施設にいるレイモンドを誘拐まがいに連れ出し、ロスに戻ろうとするのだったが…。
注目ポイント
弟と一緒に行動するにつれて、初めは兄に対して横暴な態度だった弟がどんどん変化していきます。それと同時に兄の表情や態度もどんどん温かくなっていく様は必見です。
『ギルバート・グレイプ』(1993・米)
あらすじ
「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」のL・ハルストレム監督による青春映画。アイオワ州エンドーラ。生まれてから24年、この退屈な町を出たことがない青年ギルバートは、知的障害を持つ弟アーニー、過食症を病む250kgの母親、2人の姉妹の面倒を見ている。毎日を生きるだけで精一杯のギルバートの前に、ある日トレーラー・ハウスで祖母と旅を続ける少女ベッキーが現れる。ベッキーの出現によりギルバートの疲弊した心に少しずつ変化が起こっていき……。
注目ポイント
登場人物の感情がものすごくリアルです。
太りすぎた母、反抗期の妹、自閉症の弟、家族に束縛される兄。死んだ魚のような目をして生きる様子は切なくて苦しいです。その分ジョニー・デップの演技が光る作品です。
また、レオナルド・ディカプリオが知的障害を持つ弟を演じていますが、その演技もリアルすぎて目が離せません。
本当に良い作品ですのでぜひご覧ください!
きみがくれた未来(2010・米)
あらすじ
ヨットで大学のスポーツ奨学金を得たチャーリー(ザック・エフロン)は、高校の卒業式の夜、運転中に追突事故に遭う。そのとき助手席に同乗していた弟サム(チャーリー・ターハン)は帰らぬ人となり、チャーリーは激しく自分を責める。それから5年後、彼は大学進学もヨットもあきらめ、弟が埋葬されている墓地の管理人として働いていた…。
予告編を見てみましょうか。
『セブンティーン・アゲイン』のバー・スティアーズ監督と、ザック・エフロンが再び手を組んだ感動のヒューマン・ドラマになっています。
注目ポイント
幼い弟を死なせてしまったという自責の念にさいなまれ続けてきた兄が、新しい第一歩を踏み出すまでを温かく見守ります。主人公の母親に、『あの日、欲望の大地で』のキム・ベイシンガー。救命士を、『正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官』のレイ・リオッタが好演しています。陰のある役で新境地を開拓したエフロンの迫真の演技に注目!あととにかく美しい目にも注目です!!
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
今回は”兄弟”×映画を特集しました。3作品ともに心が温まる作品です。ぜひ鑑賞してみてください。