【見本付】著作権に引っかからずブログに歌詞を引用,掲載する際の注意点を解説!

暇な人

・ブログに好きな曲の歌詞を載せたいんだけど著作権侵害にならないのかな??

・歌詞の引用の正しい方法を知りたい!

 

今日はこのような素朴なギモンにお応えします。

 

✔︎ この記事を書いている人
あおライフあお
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この記事を書いているのは、新卒1年目で銀行を退職したブロガー。大学では法律を学んでいました。

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今回は歌詞の掲載と著作権について解説するとともに、このように載せると問題ないよ!という見本を紹介します!

※文化庁のサイトや弁護士さんの発信情報などを基にしていますので信頼性は高いです。

 

 

 この記事の内容
✔️ 基本的には許可が必要
✔️ 無許可で自由に掲載するには「引用」をする
✔️ 引用・転載・盗用の違いについて
✔️ 引用する際に注意すること・引用の見本
あお
この記事を読めばあなたも正しい引用方法を知ることができ、安心して歌詞を載せることができるようになります!

基本的には許可が必要

商用・非商用関係なく著作権のある歌詞(外国語の歌詞の翻訳も含む)をサイトに掲載するには著作権者の許可が必要です。
ここでいう「商用」というのはサイトにアドセンスなどの広告やアフィリエイトリンクを貼っていたり、直接物やサービスを販売しているサイトののことです。何も広告がなく、販売もしていないサイトが「非商用」にあたります。
あお
当ブログはアドセンス 広告を貼っているので「商用」のサイトですね!
日本では邦楽も洋楽もほとんどの楽曲はJASRACが信託管理しているので、JASRACに歌詞の使用料を払って掲載することになります。
使用料について
商用サイトの場合  最低月額5000〜

非商用サイトの場合 1曲月額150円〜
最低でもこの料金がかかります。結構高いですね、、、
悩んでる人

では許可もなしに無料で掲載することはできないの??

1フレーズだけだしいちいち許可とるの大変すぎるんだけど、、、

 

こんなギモンや不満が湧いてきますよね。
あお
ここからは無料で気軽に歌詞を使用する方法について紹介します!

「引用」なら無料で自由に掲載できる

 

著作権法第32条にはこのような文言があります。

公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行わなければならない。
あくまでも引用による掲載であれば誰でも自由に可能というわけです!
あお
著作権法は著作権者の権利保護だけでなく、文化の発展に寄与することも役目の一つなんです!

引用と転載、盗用の違い

 

悩んでる人
引用と似たような言葉に転載とか盗用とかあるけど何が違うの?
まずはそれぞれの定義を確認しましょう。

「引用」… 他人の文章等を自分の文章の中に引いて紹介すること。きちんと要件に沿う必要があります。

「転載」… 他人の分取等を引いて紹介する点では引用と同じですが、自分の文章の割合が少ない場合やない場合が転載になります。

「盗用」… 引用の形式に則らずに無断で掲載することです。

つまり、
「引用」のみ無許可無料で掲載できますが、「転載」「盗用」による掲載は著作権侵害となり問題になります。
悩んでる人

きちんと引用の要件を守って掲載すれば問題ないんだね!

引用の要件ってなんなんだろう、、見本があるとわかりやすいかも、、!

 

あお
では最後に引用の要件と、見本を紹介しますね!

きちんと引用するために必要なこと

 

きちんと法的にも引用と認められるためには、引用の要件を満たす形式で歌詞を掲載する必要があります。

 

要件は全部で6つあるのでその6つ全てを満たす必要があります。

 

①引用部分とそれ以外の部分が明確に区別されている

②自分の著作物が主で、引用する歌詞が従になっている

③引用の目的が「報道、批評、研究など正当な範囲内」であること

④出所の明治

⑤引用する著作物は公表された著作物であること

⑥著作者人格権を侵害するような利用形態でないこと

それぞれ解説します。

① 引用部分とそれ以外の部分が明瞭に区別されている

引用した歌詞と自分の書いた文章を区別するひつようがあるということです。法的にはこれを明瞭区別性といいます。特に難しいことではないので、<blockquote>タグを歌詞に括ったり、フォントや色を変えたりボックスを区別したりと見た目で違いが分かるようにすれば問題ありません。

② 自分の著作物が主で、引用する歌詞が従になっている

引用した歌詞よりも自分で書いた文章(紹介文や感想など)が主要な意味を持つ必要があるということです。なので歌詞だけを載せた記事は引用ではありません。感想も「とても感動した!」だけだとあまりにも内容が薄いので認められません。

きちんと歌詞以外の情報を充実して載せよう!ということですね。

③ 引用の目的が「報道、批評、研究など正当な範囲内」であること

引用するにも理由が必要だということです。「感想(批評)を書くため」だったり「考察するため」などの使い方をしていれば問題ありません。よくないのは、引用した歌詞を商品のパーケージに載せたりキャッチコピーにしたりして利益を上げようとする場合などの明らかにおかしな使い方をした場合です。

兎にも角にも歌詞の場合は批評や研究目的で引用する場合が多いのではないでしょうか。

④ 出所の明示

歌詞の場合は、曲のタイトル作詞者の名前を書いていればOKです。自分はついでに発売年も明治しています。

⑤引用する著作物は公表された著作物であること

歌詞だと大抵は販売されている曲の歌詞を引用すると思うのでOKですが、友人が作った歌の歌詞(公表されてない場合)などは自分勝手に無許可で引用できないので、友人に直接許可を取ってから掲載しましょう。

⑥著作者人格権を侵害するような利用形態でないこと

作詞者を誹謗中傷するような目的プライバシーを侵害する目的で掲載すると、人格権侵害となるので認められることはありません。

あお
引用についてはこの6つの要件をきちんと満たせば問題ないです。特に①と②と④は引用する際にきちんと確認しておきましょう!

では基本的な形式の例と、具体的な記事の例を紹介します。

 

 

引用のベース・具体例

 

あお

基本的に以下の形式を守ればバッチリです!

Lemonだとこんな感じです。

 

記事のタイトル Lemonに感動した
ハンドルネーム あお
歌詞

「」や””で括る
「切り分けた果実の片方の様に
今でもあなたは私の光」
引用元

「〜の引用」とちゃんと書く。歌詞の場合は作詞者と曲名は必須
(作詞作曲:米津玄師, 2018年 米津玄師の「Lemon」からの引用)
自分の感想や研究など

この部分が「主」なので量も内容も充実させたものを書く。
私はこの曲を聴いた時に歌詞の中でもこのフレーズに心を打たれました。もともと二人は1つ(の果実)だったのに切り分けられたんだなってのがレモンを通じて伝わってきたからです。2018年や2019年はとにかくひっきりなしにこの曲が流れていました。まさに令和を代表する一曲なのではないでしょうか。

 

あお
実際に歌詞を引用したページがあるのでそちらも具体例として紹介します!

具体例

 

実際僕のブログの鬱曲を紹介した記事(https://ao-life.net/sad-music/)では実際に引用させていただいているのでスクショして紹介しますね!

記事のタイトル
ハンドルネーム
歌詞

「」や””で括る
この場合は歌詞を<blockquote>タグで括っています
また、青い背景にすることで本文との区別も明瞭です
引用元

「〜の引用」とちゃんと書く。歌詞の場合は作詞者と曲名は必須
自分の感想や研究など

この部分が「主」なので量も内容も充実させたものを書く。


この曲の場合は歌詞の引用より前に曲の解説から書いてます!

歌詞の次には感想も書いているので、分量内容ともにバッチリ!
悩んでた人
なるほどこれは助かる!こんな感じで具体例あるとわかりやすいですね!
今回は以上です!皆さんのお役に立てたなら幸いです!
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